こんにちは! メタバース本を10冊以上読んだサトです。
最近はメタバース関連の本がいろいろと出回っています。
メタバースに興味はあるけど、どれを読めばいいか迷っているかもしれませんね。
そこで、この記事では、今までわたしが読んだ10点以上のメタバース本から、おすすめを3点紹介します。
無料で内容を知れるだけでなく、内容も間違いないものです!
メタバース本を複数読んだほうがいい理由
おすすめの本の前に、おすすめの前提を書いておきます。
今の段階では、メタバース本は複数読むことをおすすめします。
同じテーマの本を複数読むと、理解が深まるのは言うまでもありません。
でもそれ以上に、言葉の定義も定まっていない場合もあるというのが主な理由です。
メタバースは新しい分野ですからね。
『メタバースとは何か』という本の著者である岡嶋裕史氏も、同書で次のように述べています(太字はサトによる)。
ここで使っているデジタルツインやミラーワールドの定義ですら、まだ世界的に確定しているとは言えません。他の研究者や企業はまた別の定義を用いていることもあります。
岡嶋裕史 著『メタバースとは何か』(2021年 光文社)より引用しました。
「デジタルツイン」や「ミラーワールド」の解説は本書に譲ります。
こういう状況なので、複数のメタバース本を読むことで、より正確な情報が得られるのは間違いありません。
また、将来の予測についても、著者によって違うものも同じものもあります。
予測を比べるのは純粋に楽しいですし、自分でも予測をすると、メタバースに対する理解をより深めることにもつながります。
おすすめのメタバース本3選
前項で、メタバース本は複数読むことをおすすめしました。
ただ、そうすると当然お金もかかってきます。
なので、無料で読める本からおすすめをピックアップしました。
無料で内容を知る方法は後述します。
と言っても、無料で読めても内容がイマイチな本もあります。
そんな中、実際に読んだ上で特におすすめできるのは、次の3点です。
それぞれ、著者や内容をかんたんに紹介します。
『メタバースとは何か』
まず、『メタバースとは何か』という本です。
先ほど出てきた岡嶋裕史氏が著者です。
岡嶋氏は中央大学の教授ですが、本書では次のように自身を表現しています(太字はサトによる)。
私のような重度のオタクは電子掲示板やオンラインゲームで「会って」きましたが、(後略)
岡嶋裕史 著『メタバースとは何か』(2021年 光文社)より引用しました。
教育者であり、「重度のオタク」としてメタバースに親しんでいる岡嶋氏の解説はわかりやすく、わたしも次のような学びを得ました。
- メタバースでの体験がリアルな体験を上回る場合もある
- メタバースで収入が得られる可能性がある
- メタバースで日本が復活する可能性がある
もちろん、本書のタイトルにある「メタバースとは何か」についても、詳しい解説があります!
本書の内容を無料で知る方法は、こちらです。
『世界2.0 メタバースの歩き方と創り方』
次に、『世界2.0 メタバースの歩き方と創り方』という本です。
著者は、佐藤航陽氏です。
佐藤氏は、株式会社スペースデータという会社を率いています。
スペースデータは、次のような3DモデルをAIで自動生成する技術を持っているんだとか!
言い換えれば、佐藤氏は、メタバースでビジネスをされている実業家ということですね。
ビジネスマンの視点からメタバースを解説する本書からは、次の学びを得ました。
- メタバースに日本復活のカギがある理由
- メタバース設計の心構え
- メタバースの未来予想
「日本復活」は教育者(でオタクの)岡嶋氏も掲げている点で、興味深いですね。
本書の内容を無料で知る方法は、こちらです。
『メタバース さよならアトムの時代』
3点目は、『メタバース さよならアトムの時代』という本です。
著者は、加藤直人氏。
「cluster」というVRプラットフォームを運営している会社の社長さんです。
「cluster」は次のようなイメージで、わたしが初めて経験したVRでもありました。
佐藤氏と同じく、メタバースでビジネスをしている加藤氏の著書からは、次の点を学びました。
- メタバースが日本の現状を打破するきっかけになる理由
- メタバースが教育に与える影響
「日本の現状」について、加藤氏は次のように述べています。
僕が育った平成の 30 年間は、日本にとっては間違いなく暗黒時代だった。GDPは横ばい、名目賃金上昇率はなんとマイナスだ。Made in Japanの栄光は見る影もなく、グローバルでは、IT産業における日本企業の存在感はないに等しいというのが現実だ。
加藤 直人 著『メタバース さよならアトムの時代』(2022年 集英社)より引用しました。
「復活」という言葉こそ使っていませんが、日本が「暗黒時代」から脱却するカギがメタバースにあると考えている点は、岡嶋氏も佐藤氏も同じですね。
本書の内容を無料で知る方法は、こちらです。
無料で内容を知る方法
ここまでおすすめのメタバース本を紹介してきました。
ここでは、紹介した3点の内容を無料で知る方法を紹介します。
方法は次の2つです。
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
Prime Readingの無料体験
まず、Prime Readingの無料体験です。
Prime Readingは、電子書籍の読み放題サービスですね。
次の特徴があります。
- Amazonのサービス
- スマホがあれば電子書籍が読める
- 30日間、無料で体験できる
スマホさえあれば電子書籍が読めますし、30日間は無料で試せます。
しかも、無料期間の間に解約すれば、支払はゼロ!
ほんまにいいんですか、と聞きたくなります。
無料体験は、次のボタンからどうぞ。
ただ、Prime Readingで読めるのは『メタバースとは何か』だけ。
そこで活用したいのがAudibleです。
Audibleの無料体験
Audibleは、本を朗読したものを聴くサービスですね。
次の特徴があります。
- Amazonのサービス
- スマホがあれば本の朗読が聴ける
- 30日間、無料で体験できる
スマホさえあれば本の朗読が聴けます。
また、Prime Readingと同じく、30日の無料期間内に解約すれば、1円も払わなくてもいいんです!
さらに、Audibleでは、おすすめした本を3点、全て聴くことができます。
ぜひご利用ください!
その他のメタバース本
他にも読んだメタバース本が多数あるので、紹介しておきます。
『テクノロジーが予測する未来』
『テクノロジーが予測する未来』の著者は伊藤穰一氏。
本書の「著者略歴」によると、伊藤氏の肩書は次のとおりです。
- デジタルガレージ 取締役
- 共同創業者 チーフアーキテクト
- 千葉工業大学 変革センター長
わたしが本書で学んだのは、次の3点です。
- メタバースで教育の可能性が広がること
- 「NFT」や「DAO」がどういうものかということ
- プラットフォームが崩れている例
有料ではありますが、1,000円以下で解説もわかりやすく、おすすめできます。
本書の書評もありますので、よろしければどうぞ。
『メタバース進化論』
『メタバース進化論』は、「バーチャル美少女ねむ」氏の著書です。
ねむ氏の肩書は、次のとおり。
- メタバース原住民
- メタバース文化エバンジェリスト
- 自称・世界最古の個人系VTuber
- HTC公式・初代「VIVEアンバサダー」
メタバースで活躍している立場から、次のようなことを紹介してくれています。
- 1,200人を対象に行なった調査(ソーシャルVR国勢調査)の結果
- メタバース(ソーシャルVR)の歩き方
- メタバース内での仕事の今までとこれから
- メタバースの関連技術
特に、実際にメタバースで活動している方々を対象にした調査結果は、本書の目玉のひとつ。
気になるなら、ぜひ手にとって見てください!
本書の書評は、こちらです。
『メタバース未来戦略』
『メタバース未来戦略』は、久保田 瞬氏と石村 尚也氏の共著です。
久保田氏は、「Mogura VR」というサイト(VR/AR/VTuber専門)の運営会社の代表取締役社長。
石村氏もゲームに深い造詣があります。
わたしが本書で学んだのは、次の点です。
- メタバースの未来予想
- メタバースビジネスに不可欠な3要素
- 教育を含む各分野での活用例
- メタバースの始め方
特に「メタバースの初め方」はステップバイステップで紹介されていて、実践しやすそうだと感じました。
本書の書評も記事にまとめています。
『60分でわかる! メタバース超入門』
『60分でわかる! メタバース超入門』は、タイトルのとおり、入門書としてぴったりです。
本書の特徴は、次のとおり。
- メタバースのトピックを広く浅く取り扱っているので、入門書としておすすめ
- メタバースの事例が多く、授業に活用するヒントが得られる
詳しくは、書評をお読みください。
『メタバースとWeb3』
『メタバースとWeb3』は、國光宏尚氏の著書です。
- 株式会社Thirdverse代表取締役CEO/Founder
- 株式会社フィナンシェ代表取締役CEO/Founder
Thirdverse社はVRコンテンツの開発などを手掛けている会社です。
メタバースを作る側の國光氏が書いた本書では、次のことが学べました。
- 学習者と教師を結ぶマッチングサービスの将来
- Zoomに足りない点をメタバースでカバーできる理由
- 最新情報を確認しながら本を読むことの大切さ
- 著者の意図を考えながら読むことの大切さ
詳しくは、書評にまとめています。
『メタバースがGAFA帝国の支配を破壊する!』
『メタバースがGAFA帝国の支配を破壊する!』は、タイトルにこそ「メタバース」が入っています。
ただ、メタバースを学ぶのに最適であるとは言えません……。
理由は、次のとおりです。
- 「まえがき」に「メタバース」が出てこない
- 「メタバース」が出てくるのは6章中2章のみ
とはいえ、もちろん本書ならではの視点もあり、参考になります。
他のメタバース本を読んで、新たな気づきを得たいとなった段階で読むといいかもしれません。
詳しくは、本書の書評にまとめてあります。
まとめ
この記事では、今までわたしが読んだ10点以上のメタバース本から、おすすめを3点紹介しました。
無料なだけでなく、内容も見た上でおすすめしたのは次の3点でした。
- 『メタバースとは何か』
- 『世界2.0 メタバースの歩き方と創り方』
- 『メタバース さよならアトムの時代』
『メタバースとは何か』は、Prime Readingの無料体験で読めます。
また、Audibleの無料体験では、3点とも「聴く」ことができます!
ぜひご利用ください!